

大学受験において勝利者となるためには、中高受験と同様、できるだけ早く志望校を決めて、その入試問題の傾向にあった学習を進めることです。受験生の中には正月頃になってようやく受験校を決め、入試科目の関係でそれまで勉強してきた教科を捨てることになる人がいますが、これほど無駄なことはありません。同じ能力、同じ時間数なら、合理的に学習を進めた者が勝利者となります。今や大学受験は戦争と同じなのです。いかにして周りの人より早く受験に有利な情報を獲得できるか、戦略をたてて学習計画が立てられるかというのが、大学受験を突破するのか、それとも撃沈するのかの分かれ道になるのです。
受験においては「受験は自分次第」というのは「結論」ではなく「出発点」と捉えるべきです。受験は自分次第なんだから、自分で戦えるように補助してやらなければならない、です。親亀がこけたら小亀もこける、です。こどもが「個別指導塾と家の間をただ行き来するだけになった」のは、こどものせいではなく大人の責任です。中学受験で親子の関係がぎこちなくなるのはどのご家庭でも同じです。そして、その問題の原因は「だれか特定の人」にあるのではなく「大人とこども」の間にあります。たんにこどもをやり込めるのだけではギクシャクしてうまくいきません。だからといって親だけが褒めまくってもうまくはいきません。こどものモチベーションを上げようとするならば、「こどもと大人の間の関係」、つまり、大人がどのように接すればこどもはどのように反応するか、に注目すべきです。
塾や予備校に通っていながら、それを十分に活用していない人たちをよく見かけます。その多くは、塾や予備校の授業にはついていけないからと、そこでの授業とは別の教材を使って家で勉強し、せっかくの授業はただ聞き流しているという人たちです。おそらくそれは自分が通っている塾や予備校の特徴を十分理解していないからではないでしょうか。塾や予備校の種類を大きく4つに分けると、次のようになります。「(1)進学(2)補習(3)集団ゼミ(4)個別指導」進学塾や予備校は、上位校への合格を目指して、基礎力が備わっていることを前提に、初めから高度な内容の授業を行います。十分な予習と復習が必要となります。補習塾は、学校の成績を上げたり、基礎力の養成を行ったりすることを目的としています。勉強の仕方がわかっていない人たちに向いています。ただし、ここでもある程度の予習と復習は必要です。